L-M BRIC News日本語版                                                     ゥ 2002
        米国ニューヨーク州イサカ市ウィンスロッププレイス5番地
        ループ操作組紐研究情報センター
        創立者・編集者 木下雅子(Masako Kinoshita)
        電話・Fax (607) 257-0886: E-mail mkinoshi@twcny.rr.com
         
        イラストL-M 組紐技法入門シリーズ
        基本事項・用語・図解解説

        注


        注1 ノエミ・シュパイザーの The Manual of Braiding はループ操作法のみならず組紐技法一般についての最も総合的な指導書である。木下雅子の『日本組紐古技法の研究 = Study of Archaic Braiding Techniques in Japan』( 京都書院、1994)は、日本で古代中世の主要組紐技法であり明治初期まで用いられていたループ手操作組紐技法を解説する。指操作技法、径路図はその第2部に解説されている。更に詳しくは参考文献を見るように。

        注2 2 色ループ(1本の足の色が他の足の色と異なるループ)を定期的に捻って上下糸の色を交替させること基づく色柄効果は、ループ操作技法に独特のものであり、 この技法を用いる文化に共通して見られる。逆に、この原理に基づくと考えられる色柄の組紐があれば、ループ操作で組成されたものと想定して大過ない。

        注3 Crocker, Gigi and Glover, Bonnie, 'An Omani Braiding Technique for Camel Reins,' The Journal of Oman Studies, 5, 1979.   木下雅子、『日本組紐古技法の研究 』

        注4 第1、2法を組成される組織の面から見て、組み口の形で指定するのはシュパイザーの方針である。

        注5 第2法でループ数5の場合、ループを指1から掛け始めるか、指2からかによって操作指は3の場合と4の場合がある。

        注6 シュパイザーのループ操作技法に関する論文、著書。L-M BRIC News 第1号、第4号.

        注7 Lebedeva, N. I., 'Priadenie i tkachestvo vostochnykh slavian v. XIX-nachel xx v.,' Trudy Instituta Etnografii im. N. N. Mikluho-Makalaia n. s., 31, 1956. Lebedeva, N. I., 'Priadenie i tkachestvo vostochnykh slavian v. XIX-nachel xx v.,' Trudy Instituta Etnografii im. N. N. Mikluho-Makalaia n. s., 31, 1956.
        この論文の1節にロシア(ソ連)の東部スラブ地方で現行されている指操作技法の採録報告があり、移動ループの取り方が図解されているが、取り方が非常に不自然なので、採録あるいは図解が正確かどうかに疑問がある。

        注8  「開」移動では、上(外側)糸は移動後にも上(外側)糸である。このことは径路図には上要素と下要素が交叉しない、つまりループが開いた状態として表示さ れる。「閉」移動では上(外側)糸と下(内側)糸が移動後に入れ替わり、径路図にはループの2本の足が交叉(cross )、つまりループが閉じた状態として表示される。